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アマルガムに使われている水銀は、“無機水銀”です。
水俣病の原因となったのは“有機水銀”です。
基本的に無機水銀は害がないと言われており、そのためアマルガムに含まれる水銀は無害と思われています。
そのため、アマルガムは安全だと主張されてきました。
そこで、少し水銀に関してまとめてみました。
水銀にはいくつかの形態があります。
① Hg０：「元素水銀」
主に液体や気体として存在します。歯科用アマルガムから放出される水銀ガスなどがそうです。
「金属水銀」とも呼ばれています。水銀ガスは約８０％が肺から体内に入ります。体内に入ると酸化され、下記の「無機水銀」HgⅡに変化します。元素水銀の状態では細胞膜や血液脳関門も自由に通過できます。元素水銀は人体内でカタラーゼにより酸化され、無機水銀へと変化します。
② HgⅡ：「無機水銀」水溶性
塩化物の形態で存在します。もしくは血液や口腔内でHg０酸化した形態体内に蓄積します。
無機水銀は主に神経システムや解毒臓器である肝臓や腎臓に蓄積します。無機水銀の状態では細胞膜を通過することができないために、そのため細胞内にずっと閉じ込められた状態になります。
＊排泄経路 肝臓→腎臓→尿、肝臓→便
① MeHg：「メチル水銀」脂溶性
有機水銀化合物で主に生物濃縮された魚に存在します。水俣病の原因物質です。
歯科用アマルガムから放出される無機水銀が、腸内細菌により化学反応を起こし生成されます。無機水銀は消化管の粘膜を改悪するために、生体の解毒機能が低下してしまいます。メチル水銀は脳や肝臓、胎盤を通じて胎児に蓄積していきます。
＊排泄経路 血液→肝臓→胆汁→腸→便
② EtHg：「エチル水銀」
合成の有機水銀化合物です。インフルエンザワクチンやB型肝炎ワクチン、三種混合ワクチンに入っている添加物（チメロサール）として利用されています。
水銀の形態を見てもわかるように、体内に摂取された「無機水銀」は最終的には「有機水銀」に変化し体内に蓄積されていくのがわかります。したがって、「アマルガムに使用されている水銀は無機水銀だから安全である」という意見には疑問が残ります。
また、４つのうち人体で重要視して考えなくてはいけないのは、「無機水銀」と「メチル水銀」になります。
水銀が赤血球のヘモグロビンに付着すると、
●酸素運搬能力が減る
●副腎や甲状腺などのホルモン臓器に障害
●副腎や甲状腺機能低下を起こす
これが「慢性疲労」などの原因になります。
「無機水銀」HgⅡは主に神経システムや解毒の臓器である肝臓や腎臓に蓄積されていきます。アマルガムから放出される水銀ガス（元素水銀）は80％が肺から吸収されます。恐ろしいことに、この水銀ガスは細胞膜や血液脳関門、胎盤など、自由に侵入することができるのです。細胞内に入った水銀は人体中のカタラーゼ（酵素）により酸化されます。細胞内に侵入した元素水銀は酸化され、無機水銀に変化します。
無機水銀になった形態になるとこんどは細胞外に出る事が出来ず、細胞内に閉じ込められ、徐々に蓄積されていきます。細胞内に蓄積された、水銀を排出することは容易には出来ません。
特に脳内からの解毒は非常に難しくなります。この蓄積された水銀が徐々に体への影響を出していきます。
「メチル水銀」の曝露源は主に魚類です。メチル水銀に汚染された魚を食べると、水銀にアミノ酸が結合し、人体は「金属」としてではなく「アミノ酸」として認識してしまい、腸管からどんどんと吸収され、体中へ運ばれます。これらのことからも、いかなる水銀でも人体にとっては有害であることが理解できます。
水銀の標的細胞は、脳、中枢、腎臓、肝臓、心臓、脳下垂体、甲状腺、その他の腺体です。
以上のことを考え合わせると、現代の難治性の疾患には全てにおいて水銀が関与しているとも考えられています。したがって、原因不明の疾患等を治療する際には水銀を含む重金属の排毒（デトックス）が極めて重要になります。
著者の医師は、この書籍でも、重金属の害を訴えており、デトックスが必要と述べています。
様々な書物から水銀が関与していると思われる、病気や症状をまとめてみました。
この書籍ではアメリカ製のサプリメントでデトックスする方法や水銀毒性のことが紹介されております。
１…神経システム 過敏性 集中力低下 記憶喪失 不眠 抑うつ 不安 振戦（ふるえ） 四肢のうずき
香りと味（金属味） 原因不明の灼熱感やしびれ 痛み 頭痛 疲労感 耳鳴り
２…免役システム 慢性ウイルス感染 細菌または真菌の頻繁な感染症（カンジダ） 自己免疫疾患
アレルギー 過敏症
３…心臓・血管 不整脈 高血圧 狭心症 動脈硬化 心筋梗塞
４…皮膚 アトピー性皮膚炎 アレルギー性皮膚炎 乾癬
５…内分泌系 甲状腺機能低下症 低血糖症 副腎疾患 不妊症
６…消化器系 フードアレルギー 細菌・真菌の異常増殖 再発性寄生虫感染症 腹部痙攣 過敏性腸炎
７…全身性 早老 疲労 線維筋痛症
・喘息
・アトピー性皮膚炎
・腎障害
・肝障害
・リウマチ（関節痛）
・うつ病
・貧血
・高脂血症、肥満
・多発性硬化症（MS)
・パーキンソン病
・不妊（男女とも）
・視力、味覚、聴覚、嗅覚異常
・振戦（企画振戦）
・アルツハイマー病
・原因不明の痛み（肩こり、頭痛）
・心血管障害
これからは、病気の治療と合わせて、体内の水銀を排出するデトックスも併用して考えていく必要がある時期が来ていると思います。実際にそれに取り組む医師や歯科医師がわずかではありますが増えてきています。今後もその傾向は続くと思います。
当院でお勧めしている水銀検査はQSS(クイックシルバーサイエンティフィック）のトリマーキュリーテストです。
この検査は、血液、毛髪、尿と異なる検体の水銀量を同時に比較できる世界唯一の検査です。
この検査ではメチル水銀と無機水銀を分類し、水銀の排泄能力や蓄積量を比較提示できます。
当院では、体内有害重金属のデトックス治療をお勧めしております。
特にお勧めしているデトックス用サプリメントは、Dr.クリストファー・シェード博士が、アメリカ・コロライドのQSS(クイックシルバーサイエンティフィック)社と開発した、経口簡便性でのデトックスサプリメントにより、自己免疫疾患・慢性疲労・精神疾患全般・自閉症・発達障害・ウィルス感染症・副腎疲労・アマルガム除去フォロー・歯周病・その他原因不明の疾患等を改善することができます。
水銀のデトックスに関して詳しくはこちらから↓
『排毒（デトックス）で健康を取り戻す』
当院は、予約優先の歯科医院です。初診の方も、事前のご予約をお願いいたします。
