当院には、さまざまな症状のお持ちの方が来院されます。
歯科以外の疾患は専門外ですので、その都度、その病気に対して詳しく調べるようにしています。特にインターネットからの資料収集と書店の家庭の医学コーナーで売られているような本を熟読します。
そのようなコーナーの書籍は大きく2つに分けられます。
1つ目は病気そのものを扱っている書籍(たとえば高血圧やアトピー、自律神経失調症など)
2つ目は「○○すれば病気が治る」という書籍です。いわゆる民間療法や医師が執筆したたぐいの書籍です。
私は2つ目に分類されるような書籍を読んでいて気が付いた事があります。
「○○すれば病気が治る」というたぐいの書籍に出てくる、病気の原因やそれに対する対象方や予防法などの多くが歯科と関わり、歯科的なアプローチで解決出来ることがあるのではと感じています。
「病気が治る鼻うがい健康法」堀田修著
著者の堀田医師は仙台市内で堀田修クリニックを開設するIgE腎症の専門医です。 著者の堀田先生は、“慢性上咽頭炎”が原因で病巣感染が起こり、それによりさまざまな病気や症状が起きると書かれております。
平成23年に私は堀田医師の講演を聞き、歯科との関わりが非常に強い事がわかり、それ以来さまざまな資料を読み、歯科的なアプローチ法を模索してまいりました。 その結果、歯科的なアプローチにより“慢性上咽頭炎”への治療が可能になる事が考えらえます。詳しくは後述いたします。
◆この著書の中で、堀田医師は“慢性上咽頭炎”の治療で 良くなった症状や病気をいくつか紹介しております。