「政治とワクチン」 長尾和宏 著
本書は2020年11月から2023年半ばまでの著者の有料メルマガ「痛くない死に方」に寄せられた質問と長尾医師の回答から、日本政府のコロナ対策及びワクチン接種に関するトピックスを時系列にまとめた内容になっています。
著者の回答がすべて正しいかどうかは別として、今後のコロナ対策に関して自分なりの方針を決めるには参考になると思います。
「コロナと認知症」 長尾和宏 著
著者の長尾医師はコロナ禍以降「コロナ認知症」や「ワクチン認知症」と呼ぶべき人が増えていると述べています。
特徴としては、感染や接種をきっかけに急激に認知機能が低下しているそうです。
内容は他の認知症関連の書籍と特に変わりなく、少し期待外れでした。
「成吉思汗の秘密」 高木彬光 著
昭和32年、名探偵といわれた神津恭介が東大病院に入院し、探偵作家の松下研三と暇つぶしに義経=ジンギスカン説の推理を始める小説です。
兄・頼朝に追われ、あっけなく非業の死を遂げた、源義経と言われているが、実は生き延び、東北から北海道へ渡り、最後は中国大陸に渡り成吉思汗になったという壮大な歴史ロマン小説です。
中学生の時に読んで衝撃を受けました。大河ドラマで鎌倉時代をやっていた時に久しぶりに読んで再感動しました。
ラストに出てくる成吉思汗の名前に隠されている秘密には驚きますよ。
「歯科でできる実践栄養指導」 山本典子 著
著者は歯科衛生士の方ですが日本抗加齢医学会認定指導士の免許を持っています。
歯科医院向けに書かれているため、とても分かりやすく、栄養療法に興味のある方、歯科医院で栄養指導を始めたい方には入門書としては良い書籍だと思います。
歯科分野での書籍らしく、歯ぎしりや爪噛み、指しゃぶりの原因も栄養素とからめて書かれていて面白かったです。
「私のカタカムナ」 竹内れいこ 著
私の知人の竹内様が書かれた書籍です。
この中では当院でのオーリングテストの体験や歯科金属による電磁波過敏症の体験談がかかれております。
また潜在意識やカタカムナの実践により起こる様々な不思議な出来事が書かれています。
私は是非、歯科金属により起きた電磁波過敏症に関する部分を読んでいただきたいです。
「CMC[カーボンマイクロコイル]のすべて」 元島栖二 著
CMCとは遺伝子(DNA)と同じ二重螺旋構造を持つヘリカル炭素の事です。
CMCは人間の鼓動(脈拍)と同じ、1分間に約60回で回転しているそうです。その波動が人体の波動と共振する事により様々な効果が出るそうです。
書籍では電磁波、水の活性化、デトックスへの応用が紹介されております。私も体内の重金属のデトックスのためにこの製品を服用しております。
「新型コロナウイルスはビタミンC、D、亜鉛で克服できる」 柳澤 厚生 著
2020年に新型コロナウイルスが蔓延し始めたところ、国際オーソモレキュラー医学会ではコロナの感染と重症化を予防するための栄養指針を発表しました。
この指針で推奨した栄養素が、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛、セレン、マグネシウムです。
「認知症にならない100まで生きる食事術」 牧田善二 著
副題の通り、認知症は第3の糖尿病とも言われている。
インスリン抵抗性があると脳が糖を細胞内に取り込めず細胞が委縮し認知症になるという内容はとても分かりやすかったです。
フライドポテトやポテトチップスには神経毒、発がん性が疑われるアクリルアミドが含まれているというのを初めて知りました。
「9割が間違っている『たんぱく質』の摂り方」 金津里佳 著
著者は管理栄養士で、栄養療法を行なっていた医院での勤務経験があり知識も豊富で、オーソモレキュラー栄養療法を学ぶ人にとっては入門書としてわかりやすい1冊です。
リーキーガットの事もわかりやすく解説されております。
オーソモレキュラーではTP(総蛋白)が高いと血液が濃縮していると判断するのですが、その理由が45ページに書かれており、それだけでもこの1冊を購入した意味がありました。
「認知症にならない最高の習慣」 山根一彦 著
この書籍は2018年に販売されたデール・ブレデセン博士の「アルツハイマー病 真実と終焉」を日本人向けに要約された内容になっています。
ブレデセン博士が提唱している、アルツハイマー病改善プログラム(リコード法)の食事に関する部分をわかりやすく解説しております。
当院では認知症改善サポートを行っていますが、患者様にはこの本を購入していただき食事サポートの教科書として使用しております。
「成吉思汗の秘密」 高木彬光 著
今回は医療とは無関係の書籍です。
今年前半は専門的な書籍をまったく読む気になれず、高校時代に読んでとてもワクワクして読んだ本を紹介します。
内容は源義経が実は大陸に渡って成吉思汗になったという伝説を、探偵、神津恭介が大胆な推理で解き明かすという内容です。
専門家から見ればばかばかしいと思われるかもしれませんが、ロマンがあって好きな歴史小説です。
ちょうど大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見終わった頃だったので、とても分かりやすかったです。
尚、このシリーズでは「邪馬台国の秘密」という書籍も出ており、これも大胆な推理で邪馬台国の位置を九州の宇佐地方と推理しております。
「新型コロナワクチン後遺症の早期改善が叶う」 高橋嗣明 著
私の友人で、中野市で開業する高橋先生の著書です。
先生は積極的にコロナワクチンやコロナ感染後の後遺症の治療に取り組んでおります。
一般的な医療では改善されない症状を代替医療を積極的に取り入れて治療されており、全国から患者が訪れています。
この書籍では、治療のメインに使っているMD-α(現在、マトリックス)というサプリメントを使った症例が数多く掲載されております。
「ワクチン後遺症社会の到来」 福田克彦 著
著者は統合医療センターの医師である。
彼がコロナ感染後の後遺症やワクチン接種後の後遺症に対して積極的に治療をしている内容が書かれています。
治療リストは26種類もあり、気導術やホメオパシーなどの代替医療も積極的に行っています。
患者さんが治るのであればエビデンスの有無よりもまずは実行してみるという姿勢が尊敬に値します。
コロナ後遺症に取り組んでいる方々には是非読んでいただきたい一冊です。
「マスクを捨てよ 町へ出よう」 井上正康 著
新型コロナウイルスが5類へ移行したことにより、時期外れの書籍に思えるかもしれませんが、この本の凄い所はワクチンの副作用が1291種類掲載されているという事です。
何か不定愁訴がある人は自分の症状と見比べてください。あなたの症状はワクチンの後遺症かもしれませんよ。
私もいくつか当てはまりました。また、当院へも数名、口腔内へ副反応の症状が出た方がいますが、幸いにも鍼治療で改善しました。
井上先生は講演会で、一番効果的な予防は「鼻うがい」と述べております。
「新型コロナ ワクチン後遺症の早期改善が叶う」 高橋嗣明 著
私の友人であり師匠でもある長野県中野市の開業医、高橋先生の著書です。
高橋先生は以前より、代替医療も積極的に取り入れた統合医療を目指している医師です。
現在はコロナワクチン後遺症やコロナ感染後の後遺症の治療にマトリックス(旧MDα)というサプリメントを使い成果を上げています。その内容が詳細に記載されております。
臨床医らしく患者様の病状回復の経緯が詳細に書かれております。
コロナ関連の後遺症に手探り状態の医療従事者や患者様への一助となる書籍です。
「名医が教えるうつを消す習慣」 宝島社
いわゆるMOOK本です。
時間つぶしのために購入したのですが、非常に内容がわかりやすく栄養療法を始める人にとってはとても理解しやすいです。
他にも「うつ」を経験した医師も執筆し、「うつ」は薬では治らないと述べております。
また、「ホ・オポノポノ」の事まで書かれており、幅広い情報満載でしたのでお勧めいたします。
「病と健康のよろず相談書」 木村專太郎 著
アメリカで外科医をしていた著者が日本へ帰国後、オーソモレキュラー医学と出会い、栄養療法により数々の病気を薬を使わずに治された経験が疾患や症状ごとにわかりやすくまとめられています。
オーソモレキュラー栄養療法を行っている先生方だけでなく、一般の方にもわかりやすい内容です。
私はこの中で書かれている「舌痛症」の内容がとても参考になりました。
「アルツハイマー病は『脳の糖尿病』」 鬼頭昭三 新郷明子 著
国民病の1つである糖尿病の人は、そうでない人と比較して2.5倍~3倍もアルツハイマー病になりやすい事がわかっています。
この本ではこの2つの病気の根本原因が同じことが浮かび上がってきています。
この本ではそのメカニズムが書かれ、アルツハイマー病とは「脳が糖尿病になっている状態」という事が詳細に書かれています。
現在、認知症サポートをしている医療関係者には是非、読んでいただきたい一冊です。
「低血糖症と精神疾患治療の手引き」 柏崎良子 著
精神疾患と機能性低血糖は症状が似ているため、以前は低血糖にもかかわらず精神病薬が投与されてきた経緯がありました。
岩崎医師は以前より機能性低血糖治療に取り組んできました。
栄養療法がようやく浸透し、一般の医師の間でも機能性低血糖が広まってきました。
この書籍は症状や診断、治療方法が詳細に書かれており、機能性低血糖を学ぶには最適な書籍です。
「医者も知らない アドレナル・ファティーグ」 ジェームズ・L・ウイルソン 著
「副腎疲労」という言葉はようやく聞くようになったと思います。
日本では栄養療法を中心とした医師の間で広まってきた言葉で、正式には副腎機能低下症を表しています。
昔からある症状ですが、近年になり、ようやく注目を集め始めました。
この書籍は10年以上前にアメリカで出版され、日本語訳されたものです。
栄養療法を行う医師、歯科医師は是非、一度は読んでください。
ちなみに私は、毛髪ミネラル検査で「副腎疲労疲弊期」だと思います。症状としては「疲労感」が強く表れています。
「アルツハイマー病が劇的に改善した!」 メアリー・T・ニューポート 著
米国の小児科医がご主人のアルツハイマー病を改善させようと色々調べた結果、ケトン体がカギを握っている事に気が付きました。
そこで、ケトン体を多く含むココナツオイルやMCTオイルなど摂取させることにより、改善させることに成功した体験談をまとめた書籍です。
アルツハイマー病は脳の糖尿病と言われ、脳細胞が上手く糖分を取り込めないことが原因と考えられています。脳は糖分の替わりにケトン体でも活動が出来ることが根拠となっています。
日本人には馴染みの少ないココナツオイルですが、試す価値はあると思います。
「ミトコンドリアを知れば人生が変わる」 矢澤一良 監修
栄養療法を行っていると必ず出会うのが「疲労」です。
「疲労」=「エネルギー不足」です。
そのエネルギーを産生しているのがミトコンドリアです。
ミトコンドリアの働きを漫画でわかりやすく書かれているので、栄養療法をされている人たちにとっては是非読んでいただきたい一冊です。
「メンタルを強くする食習慣」 飯塚浩 著
私の知人の精神科医師の著書です。
オーソモレキュラー栄養療法を始めようと思う方や、初心者の方には必須の書籍です。
私も患者様の採血結果から栄養解析を行うときには、辞書代わりに使っております。
飯塚先生は、頭鍼治療(PAPT)やCBDオイルを診療に使われ統合医療を目指されてもおります。
「夢をかなえる『そうじ力』」 舛田光洋 著
断捨離や掃除ブームを巻き起こしたころの書籍です。
私は何か大きなトラブルや行き詰まった時に、掃除をするのですが、その原点になった書籍です。
この中で「あなたの住む部屋があなた自身です」と書かれているのを読んで、正直、ショックでした。まさに、その通りだと思います。
また「あなたの部屋はあなたの心の反映です」とも書かれています。
この本で書かれている気になる言葉は手帳に書き、見返しております。
「心の不調をなくす毒消し食」 小垣佑一郎 著
歯科医師 小垣先生の「毒消し食」の2冊目の著書です。
今回はメンタルに絞った内容です。
私が興味を持ったのは第3章の「世間に出回るさまざまな嘘」です。私との見解の相違もありますが、とても面白く拝読させていただきました。
「『血糖値スパイク』が心の不調を引き起こす」 溝口徹 著
オーソモレキュラー栄養療法の第一人者の溝口先生の書籍です。
血糖値スパイクは血糖値が乱高下することにより自律神経が乱れ精神症状を起こします。
低血糖が続くとコルチゾールが出続けるために副腎が疲弊し、いわゆる副腎疲労や慢性疲労症候群の原因になります。
低血糖や副腎疲労の勉強には必須の書籍です。
「ポジティブの教科書」 武田双雲 著
書道家の武田双雲さんの著書です。双雲さんは、常にポジティブに考えることにより自然にすべてが良い方向へ変わっていったそうです。
その考え方が詳しく書かれています。内容が素晴らしいので、私は家族に1冊ずつ渡してあります。
先日も、私が落ち込んでいたら、妻がこの本をテーブルに置いてくれていました。
「前祝いの法則」 ひすいこうたろう 大嶋啓介 著
自称「天才コピーライター」のひすいさんと「てっぺんの朝礼」で有名な大嶋さんの共著です。
予祝とは、物事が事前に叶ったと想定してお祝いをしようということです。
実際はそんな大げさな事でなく、「〇〇がかなった!感謝します」を言葉や文字で表現するだけです。
この本では沢山の事例が掲載されていますので、ぜひ、読んでください。
ちなみに、ひすいさんは十日町の出身だとか…なおさら親近感でました。
「あらゆる不調をなくす毒消し食」 小垣佑一郎 著
著者は私と同じ歯科医師です。
小垣先生も診療に分子栄養学(オーソモレキュラー栄養療法)を取り入れております。
先生は「ほとんどの病気は栄養不足で起こる」と述べております。
そのため、食べ物を変えるだけで細胞から元気になるそうです。
その毒消しの基本は「タンパク質」「ビタミンB群」「ヘム鉄」「食物繊維」だそうです。
この本では小垣先生の豊富な経験と知識が満載されております。
「認知症が止まった!?」 山本朋史 著
前著「ボケてたまるか」の続編です。
ダブルブッキングをきっかけに軽度認知障害(MCI)と診断された著者が、認知症と徹底抗戦した結果、健常者へ回復(リバーター)した記録です。
認知症は早期発見、早期治療すれば回復できる事を実感できる内容です。
「『そ・わ・か』の法則」 小林正観 著
かなり、古い書籍ではありますが、私がバイブルにしている物です。
「そ」は掃除
「わ」は笑い
「か」は感謝
神様はこの3つが好きです。この3つの実践で幸せになれるという内容です。
特にトイレ掃除はお金を引き寄せる力があるそうです。なぜ、トイレ掃除がお金に関わってくるのかはとても説得力がありますよ。
「医者が教える『最高の栄養』」 満尾正 著
著者が訴える最強の栄養とは「ビタミンD」です。
ビタミンDは下記の病気の予防になるとデータを添えて述べています。
骨粗鬆症、サルコべニア、貧血、喘息、アトピー、認知症、統合失調症、パーキンソン病などの予防に関わっているそうです。
ビタミンDはインフルエンザなどのウイルス性疾患にも効果があるとのデータもあるので、コロナに対しても有効かもしれません。
「心と脳の不調は副腎ケアで整える」 本間良子 龍介 著
医師である本間ご夫婦の著書です。本間ご夫婦は「副腎疲労外来」を開設したクリニックを営んでいます。
副腎疲労は最近ではよく聞くようになりましたが、開設当時は日本では唯一だったそうです。
人は過度のストレスが継続すると副腎が疲れ機能低下を起こします。その結果、抗ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されなくなり、慢性的な疲労状態になり、うつや倦怠感、記憶力の低下などの症状を発症します。
著書では、日頃からの副腎ケアの方法を食事やサプリメントで分かりやすく説明しております。栄養療法を学ぶ人たちは是非、一読してください。
「ボケの8割は『水・便・メシ・運動』で治る」 竹内孝仁 著
このコーナーで最初に紹介した「認知症は水で治る」の著者 竹内孝仁先生の文庫本です。
先生は水は1日1.5?以上飲むことを勧めています。これだけで認知機能が改善するそうです。
つまり、認知症の多くは水不足による意識障害のようなものだそうです。特に夕方からや夜間のかけて症状が悪化する人はほぼ水不足だそうです。
水を飲んでも夜間頻尿や尿失禁が増える人は極わずかだそうです。
私は現在、認知症リハビリの資格を取るべく勉強しておりますが、認知症の原因は「心、内臓、筋肉、脳」だそうです。つまり、認知症は「脳」だけの病気ではなく、また、決して改善しない病気だそうです。多くの人が認知症は「改善しない」と思っていることが問題だと思います。
「悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを上げる本」
石川俊次 監修
オーソモレキュラー栄養療法を臨床に取り入れると、採血項目にコレステロールや中性脂肪の項目は必須です。
人間ドックで、自分の検査結果を診る程度しか知識がありませんでした。
何か自主勉できる本はないかと探していたところ、この主婦の友社から出版されている本と出会えました。
イラストもわかりやすく、内容も具体的で、医学生が教科書として使っても良いと言っていいくらいの素晴らしさです。私はこの本を何度も繰り返し読み、イラストを覚えました。
栄養療法を学びたい方には必須の一冊だと思っておりますし、この本のおかげで助けられました。私イチ押しの一冊です。
「アルツハイマー病は予防・治療できる!」 白澤卓二 著
この本ではアルツハイマー病の原因とされている「アミロイドβ」はカビやウイルス、重金属から脳神経細胞を保護するための防御システムと書かれております。
その原因の一つが歯科用合金のアマルガムから溶け出す水銀だそうです。
そのため、アマルガムが使われている人は外すことを勧めております。
「『首わしづかみ』で脳脊髄液を流しなさい」 宮城旺照 著
前回に引き続き、脳脊髄液を調べている時に出会った書籍です。著者は沖縄の歯科医師です。
著者は脳脊髄液の循環不全が頭痛や耳鳴り、めまいなどの不定愁訴を起こすと述べています。
循環不全の原因は歯ぎしりや食いしばりによる首のコリによる内頚静脈の圧迫だそうです。
そこで、首のコリをとるために左手で首の後ろをわしづかみすると効果的だそうです。
私は脳脊髄液循環不全を解消すると電磁波過敏症の症状も軽減できるのではと仮説をたてて治療に役立てようと思います。
「強い血管をつくれば健康になる」「すぐ疲れるが治る本」
杉岡充爾 著
今回、2冊を同時に紹介します。千葉で開業されている杉岡先生の著書です。杉岡先生も栄養療法を主体に予防医学を行っているので、栄養療法を行いたい、学びたいという方には良書だと思います。
私が杉岡先生の著書を読んだきっかけは、先生のウェブセミナーを申し込んでからです。私はセミナーを受ける際には講師の著書を読み事前情報を得るようにしております。
また、先生はスタッフマネージメントなどにも詳しく、そのウェブセミナーを受けさせてもらいました。その時に印象に残ったのは、
「院内で起こる悪いことはすべて自分の責任」
「院内で起こる良いことはすべてスタッフのおかげ」
と考えるそうです。私はこの言葉を聞き、さっそく、スタッフへ「忙しいときに、皆に失礼な態度をとってしまい申し訳ない」と朝礼で謝罪しました。何か自分が変るきっかけをもらいました。
「病気にならない免疫力の上げ方」 永野剛造 著
原作は数年前に亡くなった安保徹先生の「今すぐできる!免疫力を上げる31のルール」です。
それを、日本自律神経病研究会理事長の永野先生が監修しマンガにしたものです。
この漫画では免疫力を上げるためには“副交感神経”を働かせる、“高体温、高酸素”の体をつくることを意識する事を書いております。
全て、自分でできる事ですのでチャレンジしてみてください。
「食品の裏側」「食品の裏側2」 安部司 著
著者は総合商社食品課に勤務中は、「いかに安い食材を使い、それを添加物により美味しく思わせるか」を仕事とし、生きがいと感じておりました。
しかし、ある日、自分が指導して出来上がった、ミートボールを自分の娘さんが美味しそうに食べている姿を見て、愕然としたそうです。実はそのミートボールは粗末な肉を添加物で固め、添加物で旨味をつけて、味を美味しく思わせていたそうです。
そして、それは自分の自信作だったそうです。
娘さんの件以来、著者は業界の裏側を訴え続けているそうです。
ちなみに、日本人は年間3キロ以上の添加物を食べているそうです。
まんが「医者が教える危険な医療」 内海聡 著
内海医師は過激な発言で有名な医師です。私は何度か講演を聞いたことがありますが、「よくそこまで言えるな」「自分はそう思っても絶対に言えないな」などと思うような内容を平気で発信しています。
この本でも、医療の裏側を暴露されています。
書かれている内容の全てが事実かどうかは不明ですが、非常に興味深く読みました。
ただし、「フッ素」に関する認識が私とはまったく違っておりました。その点だけは納得できませんでした。
「ツライときは食事を変えよう」 溝口徹 監修
私も患者さんへ指導している「オーソモレキュラー栄養療法」の第一人者である、溝口医師の監修されたまんがです。
文字を読むのが苦手な人にはとてもわかりやすく書かれております。
うつ病や登校拒否の原因が実は栄養不足だったなど、実例をわかりやすく解説されております。
一般の方だけでなく、医療関係の人で栄養療法をされたいと思っている人には、入門書としてはお勧めです。
「難病を克服する珪素の力」 伊藤實喜 他2名著
人体を形成している大事な器官には珪素成分が多く含まれています。また、骨細胞やコラーゲンを作るには珪素が必要だそうです。
この書籍では珪素を飲用できるようにした水溶性珪素(珪素水)の効能などが詳しく書かれております。
私自身も、難治性の皮膚疾患が飲用して1週間で消えたのには驚きました。
その後、色々な人に試してもらいましたが、「疲労感が取れた」「便秘が改善」「イボが取れた」「肌が白くなった」「喘息が良くなった」などの体験を聞きました。
書籍の中でも、アトピーの改善や糖尿病、高血圧、夜盲症、脱毛などの改善例が掲載されております。
ドイツで一番売れているサプリメントは珪素だそうです。
「脳脊髄液減少症を知っていますか」 篠永正道著
当医院には電磁波過敏症の患者様が多数来院されます。
その多くの人達が、携帯電話を頭部に近づけると体が揺れてしまう方がほとんどです。
どうして体が揺れてしまうのか考えているときに、思いついたのが脳脊髄液です。私は脳脊髄液が電磁波の防御の働きをしているのではないかと考えています。
その勉強過程で出会ったのがこの書籍です。交通事故や転倒後に原因不明の症状が続く時に考えられるのが「脳脊髄液減少症」が疑われるそうです。
電磁波過敏症の人は脳脊髄液が循環不全を起こしているのではないかと考えています。脳脊髄液の基本知識を得るためにはとても参考になる書籍です。
「片付けパパの最強メソッド」 大村信夫著
私は人生の3分の1は探し物をしていると感じるほど、毎日、探し物をしています。
そんな時に知人から紹介されたのがこの書籍です。
具体的な数字は本を読んで確認していただきたいのですが、ビジネスマンが1年間で探し物をしている時間による経済損失などが示されています。
それを読んだら、探し物する時間を短縮するためにはどうしたらよいか真剣に考えるようになり、それを実行に移すようになりました。
探し物で悩んでいる人は参考になる書籍です。是非、お読みください。
尚、「片付けパパ」は「クッキングパパ」から付けた名前だそうです。
「心療内科に行く前に食事を変えなさい」 姫野友美著
今回はオーソモレキュラー栄養療法の第一人者である姫野先生の著書です。
うつ病やパニック障害などの症状の多くは栄養療法で改善する事ができると、多くの症例が掲載されています。
鉄不足やビタミンB、タンパク質不足などのタイプ別に症状も書かれているのでわかりやすいです。
心療内科へ行くと、薬漬けになる可能性もあるので、まずは、栄養療法を理解している先生に相談してみてはいかがですか。
姫野先生の講演を聞いたことがありますが、多くの疾患を栄養療法で改善されておりますので、とても信頼性の高い内容の一冊です。メンタル的な問題のある方だけでなく、栄養療法を学んでいる方へお勧め致します。
「ヘバーデン結節がよくわかる本」 高橋嗣明著
長野県中野市で開業する高橋医師のムック本です。私と同じオーソモレキュラー栄養療法をされており、皮膚科、整形外科、美容外科など幅広く診療されております。
この書籍では、治り難いヘバーデン結節を栄養療法で治すための考え方がわかりやすく掲載されております。
オーソモレキュラー栄養療法には幅広い適応症例があることが理解できますので、入門書としてもお勧めです。
「忙しい人のための代謝学」 田中文彦著
オーソモレキュラー栄養療法を勉強していくと、もっと細かいところまで勉強したくなりました。
そのために、何か生化学でわかりやすい書籍はないかと探していたら、この本を見つけました。
副題どおり、ミトコンドリア内の代謝(TCAサイクル)を中心に3大栄養素の代謝などもわかりやすく説明されており、基本的な事を、学ぶには良い本ですよ。
1日、1項目ずつ理解していくと、眠くならずに読めました。
「すばらしき国、ニッポン」 早坂隆著
コロナ禍で発売された書籍ですが、読み終わった後清々しい気分になりました。
特に、冒頭で紹介されている2018年のサッカーワールドカップでのベルギー戦では、敗退した日本選手のロッカールームがきれいに片づけられ、その上、ロシア語で「ありがとう」と書かれたメモまで残されていたそうです。このような国はないそうです。
今の日本、日本人は「まだまだ捨てたものではないな」「日本人で良かった」と思える一冊です。
是非お読みください。
「5Gクライシス」 加藤やすこ著
日本国内では関東圏で2020年3月から5G(第5世代移動通信システム)が運用され始めました。
大容量・超高速通信と多数機同時接続という特徴から、欧米では5Gから発生する強力な電磁波による電磁波過敏症をはじめとする健康への影響が懸念されており、各地で、反対運動が高まっております。
そのため、導入を止める国や自治体も出てきています。
著者の加藤さんは自らが電磁波過敏症のため、精力的に電磁波による害を訴え続けております。
当院にも電磁波過敏症の人が来院されますが、この方たちは、さらに生きにくい時代になってきて気の毒です。
「食べなきゃ、危険!」 小若順一 国光美佳著
「食べると危険」というタイトルの書籍が多い中、珍しいタイトルです。
この中では発達障害や低体温、偏食、成績不振などはミネラル不足が原因と述べています。
手軽にミネラルを摂取する方法として勧めているのが、「出汁(だし)」です。特にあご(飛び魚)や煮干し、昆布のだしには豊富なミネラルが含まれ、手軽に料理に入れる事ができるそうです。市販のものでは「食と暮らしの安全基金」で推薦する無添加の商品を紹介しております。
わたしも発達障害やアトピーのお子様を持つ親御様にはこの本や「出汁(だし)」を紹介しております。
「ビタミンDとケトン食 最強のがん治療」 古川健司 著
著者はケトン食を中心にがん治療を行っている医師です。ある患者様をきっかけにビタミンD欠乏が、がんと関係していることに気が付きました。
それ以来、ケトン食とビタミンDを中心とした栄養療法でがん治療を行っているそうです。
その過程で、ビタミンDの欠乏が、糖尿病、認知症、インフルエンザ、アレルギー、骨粗鬆症、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、うつ病などの現代病に関わっていることを突き止めました。
近年、ビタミンDにはホルモンのような働きがあり、多くの生理作用が確認されています。栄養療法をされている先生方にはとても参考になる一冊です。
「慢性疼痛・脳神経疾患からの回復」 加藤直哉 著
山元敏勝医師が確立した頭鍼治療(YNSA)の解説書です。
私も口腔内不定愁訴にPAPTという頭鍼治療を行っておりますが、その原点となる治療がYNSAです。
この中では症例報告が多数掲載されておりますが、効果がなかった症例も正直に報告しているところが信頼に値すると思います。
鍼治療をされる方は是非お読みください。
鍼治療Parietal Acupoint Therapy (PAPT療法)
当院ではYNSA療法を開発した山元医師の弟子である、歯科医師 藤井宰先生の開発した鍼治療
Parietal Acupoint Therapy (PAPT療法)を実践しております。
詳細は下記のHPをご覧ください。
https://fujiident.com/papt/
施術する主な症例は顎関節症や舌痛症などの口腔内不定愁訴です。
「ある日突然、慢性疲労症候群になりました。」 ゆらり 著
この本は、当院へ通院されている慢性疲労症候群の患者様から頂いた書籍です。
この本では、慢性疲労症候群の壮絶な体験談が書かれております。
この病気は見かけ上はなんともないので、場合によっては仮病と勘違いされることもしばしばです。
著者は体調の良いときに実体験を絵で描きましたが、かわいらしい絵とは裏腹に、とても気の毒な状況に置かれていることがわかります。
原因や治療法もなく難病の一つと言えます。
私は化学物質過敏症や電磁波過敏症などの病態に似ているので、根本原因は同じような気がしております。
「発達障害は食事でよくなる」 溝口徹 著
治らないといわれている「発達障害」がオーソモレキュラー栄養療法で改善する可能性があるという内容です。
著者はオーソモレキュラー栄養療法の第一人者である溝口徹先生です。
この本では「発達障害」は脳の栄養不足と述べております。採血により不足している栄養素を特定し、不足している栄養素を補うサプリメントを摂取させることで、症状が改善した症例が掲載されております。
是非、関係者の人には読んで頂きたい一冊です。
「サプリメントの正体」 田村忠司 著
医療用サプリメント会社の社長が書かれた書籍です。世間には多くのサプリメントが販売されていますが、きちんとした製法や原料を使用しているところは非常に少ないそうです。
本の内容を抜粋しました。読むと、とても市販品のサプリメントは怖くて飲めなくなります。
・有効成分は(栄養素)は1%未満、あとの99%は添加物
・その成分量は普通に食事をすれば、採れる程度のもので
ある
・栄養素(アミノ酸)の原料に中国人の人毛が使われて
いる
・飲み続けると、アレルギーを発症する可能性がある
・価格に見合った効果が得られない
・「○○伝統の秘薬」には、科学的根拠(エビデンス)が
希薄である
・虚偽表示の商品がある
・テレビ通販のサプリメントは買ってはいけない。1万円
のサプリメントの収益は6割がテレビ局、2割が企画会
社、メーカーの取り分は2割だそうです。そのため原価
は数百円だそうです。まともなサプリメントが作れるは
ずがないそうです。
・ネットワークビジネスやCMしている商品も、売値の中に広告費や流通コストが含まれているため、原価を
下げるしかない。そのため原料の品質を下げるしかないそうです。
「薬に頼らず血糖値を下げる方法」 水野雅登 著
当院には血糖値のコントロールが悪く、それが原因で歯ぎしりを起こしたりする人がいます。
そのため、血糖値のことを勉強しようと購入しました。
「高血糖がなぜ悪いか」「炭水化物でどうして太るか」などがわかりやすく解説してあります。
糖質ダイエットのこともわかりやすく書かれており、ダイエットをしたいひとにとっては、一度読んでいただきたいです。
「誰も知らなかっためまいの治し方」 佐藤裕道 著
佐藤先生は脳神経内科医ですが、めまいの治療の専門医でもあります。
治療をしても治りにくい患者さんのCTを見て、“こめかみ”の筋肉が厚いことに気が付きました。
そこで、めまいの原因は“歯ぎしり”と考え、漢方薬や精神薬などにより歯ぎしりを抑制し、めまい治療に成果を上げております。
歯科医にも是非、読んで頂きたいです。
当院では、歯ぎしりを起こす原因を採血により探り、オーソモレキュラー栄養療法にて対処しております。
「骨と筋肉が若返る食べ方」 大友通明 著
大友先生はオーソモレキュラー医学療法の第一人者です。
整形外科の医師であるため、他のオーソモレキュラー関係の書籍とは別の観点である、骨や筋肉の事が沢山掲載されておりますので高齢者に読んで頂きたいです。
ご自身のダイエット体験なども書かれておりますし、栄養素の事もとても分かりやすく解説されているので一般の方やオーソモレキュラーを学び始めた方にはお勧めの一冊です。
「奇跡を起こす『キントン海水療法』のすべて」 木村一相 著
著者の木村氏は笹塚歯科の院長で、アマルガム除去、水銀のデトックスに関しては第一人者です。
この本では、当院で使用している「キントン海水療法」を紹介しております。キントン水は、フランスの生物学者で生理学者でもある、ルネ・カントンによって120年も前に確立され厳密な手順に従って作られた「海水療法」です。あまりにも多くの疾患に対して効果があるためにフランスでは1988年までは、政府が買い上げ、全世帯に配布していた程です。その後は様々な社会背景により、一部の医療関係者のみ使われてきました。海水と言っても普通の海水ではありません、フランス・ブルターニュ沖で渦巻現象(ボルテックス現象)がみられる海面下30m付近から採取された海水に湧水を加えて作られています。
この本では、キントン水の歴史や治療に使った症例などが掲載されております。
「歯科からはじめるアンチエイジング栄養学」 森永宏喜 著
歯科界でのオーソモレキュラー療法の第一人者である森永先生が、歯科専門書「デンタルダイヤモンド」に連載されていたものに加筆された内容になっております。
歯科と全身との関りや、オーソモレキュラー療法に関することがわかりやすく書かれております。
栄養学(オーソモレキュラー療法)を始めたいと思っている歯科医にはバイブル的な書籍になると思います。
口腔内を健全に保つ事が、健康寿命を延ばすこと、医療費の削減に繋がる事が理解できる一冊です。
「からだにおいしい発酵生活」 栗生隆子 著
著者である栗生さんは、20数年間原因不明の難病、
「化学物質過敏症」により体調を崩しておりましたが、発酵食品と出会い、自ら作り、食べることにより難病を克服された経緯があります。
当院にも「化学物質過敏症」や化学物質過敏症の一症状である「電磁波過敏症」の方の治療のヒントになるかと思い読みました。
私も大腸に病気を抱えているので、常に食べ物には気を付けておりますし、この本をきっかけに発酵食品に興味を持ち、なんと“ぬか漬け”も作り始めました。
ちなみに、著者の病気の原因は、歯科金属のアマルガムだったと述べています。(アマルガムは水銀を含む歯科金属です。)
この本では、ありとあらゆるものを発酵食品にしていることが紹介されております。発酵食品に興味のある方は是非、お読みください。
「はたらく細菌」 漫画 吉田はるゆき
以前紹介した『はたらく細胞』の公式スピンオフ!漫画
です。
今回の主人公は題名通りの体内にいる“細菌”です。
この漫画でも、細菌を擬人化することにより、とても
親しみやすく、わかりやすく読めますよ。
待合室に置いてあるので、読んで勉強してください。
虫歯菌も登場します。
美容と健康に役立つ知識ももりだくさん!話題騒然の
“細菌”擬人化漫画です。
「食べてうつぬけ」 奥平智之 著
この書籍では、今までは向精神薬などの投与が対象となるような下記のような症状が食事療法(栄養療法)で改善されている症例がイラストでわかりやすく紹介されております。
うつ傾向・パーソナリティ障害・パニック障害・
幻覚妄想障害・大人のADHD・ 産後うつ・
子どもの発達障害・気分変調症
「あなたのサプリが効かない理由」 宮澤賢史 著
オーソモレキュラー栄養療法の第一人者である宮澤氏の著書です。
栄養素の話をわかりやすくまとめてあり、一般の方が読んでも理解しやすいです。 栄養の摂り方の間違いやサプリメントの効果的な摂り方も書かれております。「あまさけのひみつ」学研まんがよくわかるシリーズ139
私は持病で潰瘍性大腸炎を持っています。
しかし、薬は飲みたくないため、その代わりの治療や予防のために発酵食品が有効だと思い、自分で甘酒や発酵食品を作ろうと思い立ちました。
そこで、出会った本がこの学研シリーズです。内容は小学生向けではありますが、とてもわかりやすく構成されております。
また、家族で良く出かける魚沼市の「魚沼の里」や清酒八海山で有名な八海醸造が取材されているので、さらに読んでいて面白かったです。
「魚沼の里」に関しては下記のサイトを見てください。
http://www.uonuma-no-sato.jp/
「医者の本音」 中山祐次郎 著
外科医の著者が書いた業界内部の暴露本ではありますが、内容はドロドロしていなくとても読みやすいです。
特に印象に残ったのは「医者の態度はいつも冷たいのか」という部分でした。その真意は書籍を読んでいただきたいのですが、私にはとても参考になりました。
医療関係者にはとても参考になる内容がかかれているので、是非読んでください。
「毒だらけ」 内山葉子 著
統合医療、代替医療を積極的に診療に取り入れている医師、内山葉子先生の最新刊です。
身の回りにある、さまざまな毒(化学物質・重金属・電磁波・遺伝子組み換え食品など)を多くの症例と伴に紹介しております。
特にワクチンの害に関しては知っておいたほうが良いと思いますので、これから子育てをしていく若い世代の人には是非読んでいただきたい一冊です。
「はたらく細胞」 漫画 清水茜
今回はなんとマンガの紹介です。
私はマンガをわざわざ買って読むのは「ドラゴン桜」以来です。
マンガ「はたらく細胞」は人間の体内を一つの都市と見立て、そこで働く様々な細胞の働きを、わかりやすく表現しています。
例えば、赤血球は「酸素を段ボールで運ぶ宅配業者」に見立てたり、白血球は侵入者(細菌やウイルス)の侵入を警備するパトロール業務として表現されております。
テレビでも放映されたこともあり、医療関係の学生の間で、評判だそうです。
皆さんも一度見てみてはいかがですか。
ちなみに「ドラゴン桜」はマンガとしてみるより、ビジネス書として読む価値はあります。
「学校に行けない子供 仕事に行けない大人」 高橋嗣明 著
長野県内でのオーソモレキュラー療法の第一人者の高橋先生の著書です。
子供の不登校や大人のうつ病による離職を防ぐために書かれた内容です。うつは栄養療法で改善することも可能で、事がわかりやすく書かれています。
また、副腎疲労や脳内神経伝達物質の事も詳しく書かれています。
オーソモレキュラー療法に興味のある方は必読書になります。
中の漫画は高橋先生自ら書かれております。(若いころは漫画家志望だったそうです)
「骨と筋肉が若返る食べ方」 大友道明 著
オーソモレキュラー栄養医学を実践している整形外科医の著書です。
大友先生は、自分の体調の不調は「栄養に問題あり」と気が付き、自ら率先して栄養療法に取り組み、体調を戻されました。自らの体験談を書かれているのでとても共感をもて、腑に落ちました。
また、個々の栄養素に関しても、栄養学に書かれているような内容でなくとても読みやすく、オーソモレキュラー栄養学の入門書としてはお勧めです。
大友先生は、骨や関節をつくっているコラーゲンの材料は「タンパク質+鉄+ビタミンC」と力説しております。
是非、この3つを意識した食事を心がけてください。
「一流の達成力」 原田隆史 著
今回は医療系の書籍ではなく自己啓発の書籍を紹介します。
私はマインドマップやマンダラシートという目標達成メソッドを使っていますが、この書籍では「オープンウインド64」というツールを使っています。
この本では、あのロサンゼルス・エンゼルスの大谷選手も高校1年生のときに「8球団からドラフト1位指名」という目標を「オープンウィンドウ64」に書き、それ以上の目標を達成しました。
目標達成だけでなく自分の頭の中を整理するには最適な方法ですよ。
「パーキンソン病患者が考える症状改善の工夫」 吉田こうじ 著
パーキンソン病は治らない病気だと思っていました。
しかし、著者の吉田さんは様々な方法を試し、その結果を記録しながらこの難病を克服、日常生活に困らないまでに回復させました。基本はやはり食事でした。
炭水化物や乳製品を極力摂取しないようにし、東洋医学も取り入れ、リハビリなども工夫し、その様子をブログで報告し、それを書籍にしたものです。
当院に来る難病の患者様にはこの本を見せ、栄養の大切さや難病でも治る可能性があることを説明しています。
「花粉症は1週間で治る!」 溝口 徹 著
日本のオーソモレキュラー(分子整合栄養療法)の第一人者である、溝口先生の最新刊です。
この本では花粉症の特効薬としてビタミンDの摂取を推奨しております。
溝口先生自身もアトピーと花粉症で悩まれていたそうですが、ビタミンDを摂取することにより症状がほとんどでなくなり、体調も改善したそうです。
オーソモレキュラー療法を勉強したいという医療関係者の入門書としては最適だと思います。
私自身、数回読み、重要な部分はレポートとしてまとめ、読み返しております。
花粉症にお悩みの方は是非、来シーズンまでに読んでおいて下さい。
「全ての病気は『口の中』から!」 森永宏喜 著
私は現在、オーソモレキュラー療法(ビタミンやミネラル等の栄養素を正しく取り入れることで、病気の予防や治療を行う医療)を勉強中です。歯科医師での第一人者といえば森永先生です。
勉強の手始めに拝読しました。今までの、この手の書籍とは違い、栄養学からのアプローチの内容が多く、とても勉強になり、益々栄養学に興味が湧いてきました。
勉強のし始めは「歯科と栄養学」があまり結びつかなかったのですが、読んでいくうちに歯科医でも積極的に栄養学を取り入れる事が患者さんのためになると実感しました。
筆者は歯科医師で初の米国抗加齢医学会認定医です。
歯科専門雑誌にも執筆されており、不明な点を手紙で質問したところ、ご丁寧な返事と別刷りをいただきました。
人柄もとても信頼できる先生と感じました。
是非、歯科医師には一度読んでもらいたい一冊です。
「アルツハイマー病 真実と終焉」 デール・ブレデセン 著
不治の病と言われているアルツハイマー病ですが、この書籍では治療も予防も可能になったというパラダイムシフトが書かれています。
アルツハイマーの原因はアミロイドβというタンパク質だというのが通説ですが、著者は炎症、栄養不足、毒素の3つに対する防御反応でアミロイドβが蓄積されると述べています。私が興味を持ったのは、3番目の毒素です。
「体内の毒素(重金属)が発症に大きく関わっている」と述べている点です。特にアマルガム(水銀を含む歯科用金属)からの水銀が発症に関わっているということです。
口腔内にアマルガムがある方は当院にご相談ください。
「最強の栄養療法『オーソモレキュラー』入門」 溝口 徹 著
オーソモレキュラーとは分子整合栄養医学とも言われている、欧米で発展してきた栄養療法です。
著者は日本で一早くこの栄養療法を取り入れた第一人者です。
「現代医療における栄養の視点の欠落」を問題視するオーソモレキュラーでは、体内の栄養バランスの乱れが多くの病気や不調の原因であると考え、個人の検査データをもとに、薬ではなく栄養となる物質を食事やサプリメントで補充する事を提案している学問です。
私も最近、歯科でも栄養学の必要性を感じており、その入門書としてはとてもわかりやすい一冊です。
「約束」 難病克服支援センター 著
著者は「難病克服支援センター」を立ち上げた戸田正樹氏です。次女が5歳の時に筋ジストロフィーという難病になりました。その時、娘さんと「君の病気は自分が治す」と約束しました。それから、医学書や健康関連書籍を猛勉強し、食事療法や漢方治療などを取り入れ、約5年で完治へと導きました。
この本を読むと、ほとんどの病気の原因は「食べ物」である事に気がつかされます。逆に難病を治すには食事を変えることから始めなくてはなりません。
この書籍を注文した際、戸田様からの手紙が添えられており、人柄を感じる事が出来ました。
「乳がんと牛乳」ジェイン・プラント 著
この本の基本は「人間の体は食べた物、飲んだ物で出来ている」という事を訴えているという事です。
著者は進行性乳がんに4回も侵されました。
「なぜ?自分が」と感じた著者は独自に原因を探り始めました。その結果、乳がんや前立腺ガンの新犯人は「牛乳」だったのです。
犯人を知った著者はそれ以来乳製品を絶った結果、乳がんは消失し、再発も起きていません。
この本は、牛乳の害だけでなく、栄養学を学ぶにもとても素晴らしい書籍です。 栄養学を学びたい人、食生活を改善したい人に是非、読んでいただきたい。
「歯科医院に知って欲しい糖尿病のこと」西田 亙 著
西田氏は愛媛県松山市の糖尿病専門クリニックの医師です。
自らの歯周病治療により、命を救われたという体験から「生まれ変わったら歯科衛生士になりたい」と述べています。
この本では歯周病と糖尿病がどのように関連しているかなどを、実例に基づき解説しているだけなく、いかに歯科医師が糖尿病を患者さんへわかりやすく説明するかも記載されています。
歯周病は糖尿病の第6番目の合併症になっていますので、全国の歯科医師に読んでもらいたいです。 尚、病名は糖尿病でも、尿に糖が出ても、糖尿病の診断基準にならないことを始めて知りました。
「歯原病」中島龍市 著
歯科医師の中島先生の臨床体験が書かれてある書籍です。
歯原病とは失活歯(神経を抜いた歯もしくは神経が死んでしまった歯)が作り出す様々な全身の病気や病巣感染の事です。
失活歯内には無数の細菌が生息し、それらが慢性炎症を起こし、病巣感染の原因となっているのです。
著者はリウマチやパーキンソン病などが失活歯を無菌化する事によりこれらの病気が改善したと述べています。
「Visual Dermatology 2017年12月号」
ヴィジュアルダーマトロジー編集委員会著
昨年末に発売された、皮膚科の専門書です。
この書籍では、歯科金属が原因の皮膚疾患だけでなく、歯性病巣感染(根尖病巣、歯周病)が原因による皮膚疾患の症例が掲載されております。
特記すべき内容は、根尖病巣がない失活歯でも病巣感染を起こしていたという事です。
今後の医科歯科連携必須になる一冊だと思います。
「『自律神経免疫療法』入門」福田稔 著
私は自分自身が潰瘍性大腸炎になったことをきっかけに読みました。
「自律神経免疫療法」とは、福田稔先生と新潟大学の安保徹先生の共同研究から生まれた画期的治療方法です。共同研究では「白血球の自律神経支配」を発見し、病気の多くは「白血球」中の「顆粒球」と「リンパ球」のバランスのくずれからおきてることを証明しました。
福田先生は晴れた日に、なぜか、虫垂炎の急患が多いのに疑問を持ち、この共同研究を始められたそうです。
病気の8割は、ストレスからの交感神経優位の状態が続いていることが原因とのことです。
一般の方だけでなく、医療関係者、学生にも是非読んで頂きたい一冊です。炎症や免疫、自律神経を知るにはとても参考になります。
「歯科からの逆襲」「歯科からの医療革命」藤井佳朗 著
「からだの不調は『口の中』を疑え」奥田恵美 著
当院では、不定愁訴の治療に"ある検査法"を使っております。その検査方法は、厚労省のホームページガイドラインにより詳細は掲載出来ない可能性があります。
そこで、その検査方法により、治療の成果をあげている先生の書籍をご紹介いたします。
「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」内山葉子 著
日本人医師の書いた書籍です。
この書籍ではパンに含まれ“グルテン”と牛乳に含まれる“カゼイン”が様々な病気に関わっているというのです。
当院でも不定愁訴をかかえている人にはこの2つは極力減らすようお願いしています。 私自身も、パンはほとんど食べませんし、牛乳も直接はここ数年飲んでいません。
「はだしで大地に立つと病気が治る」堀 泰典 著
掘泰典先生の静電気に関する2冊目の書籍です。
前作の「体内静電気を抜けば病気は怖くない」に次ぐものです。前作同様、今回は会話形式ですが、今回の相手は中学生ですので、とても読みやすく出来ています。
体内静電気の入門書として読んでみてはいかがですか?
私は就寝時にはアーシングシーツを使い寝ています。
運動後の筋肉痛が起こりにくいと思います。
「寄生虫なき病」 モイセズ・ベラスケス=マノフ著
寄生虫、細菌、ウイルス。彼らを駆逐する公衆衛生の向上によって、確かに感染症は激減しました。
しかし、一部の科学者たちは、まるでそれと反比例するように新たな病が増えていることに気づいています。
花粉症、喘息、アレルギー、そして自己免疫疾患(多発性硬化症など)が増えて来た理由は、寄生虫がいなくなったせいではないかと考えた。寄生虫がいることにより、本来、そちらに向けるべき免疫力が、戦うべき相手がいなくなったことにより、その相手を自己へ向けた事により、自己免疫疾患(難病)が増えて来ていると述べている。また、自閉症の増加も同様だと述べています。
現在の清潔な社会への警鐘を鳴らす名著だと思います。医療に携わる人には是非、一読していただきたいです。
「ボケてたまるか!」 山本朋史著
週刊朝日の記者である著者がダブルブッキングというミスを犯し、それが「軽度認知症」の始まりだと気がつきました。そこから、専門医を尋ね、リハビリを行うことにより、症状を改善していくという実体験をルポした内容です。
自分だけでなく家族が認知症になった際の役に立つ書籍です。
「「糖鎖」の健康学」 山本英夫編
私は“糖鎖”という物質を知ったのは、ごく最近のことです。
当院には難病、奇病、不定愁訴を主訴で来院される方が多いです。その方々に何か手助けできることはないかと調べているうちに知ったのが“糖鎖”です。
糖鎖とは、人体を構成する全ての細胞をつなげる役割をする物質です。人体は約60兆個の細胞でできていますが、その細胞ひとつひとつの表面を、産毛のように覆っています。「糖鎖」という名前の通り、様々な糖(単糖)が鎖のようにつながってできている物質です。
この糖鎖は、体内で主に次の3つの働きを担っています。
この書籍には糖鎖には難病や自己免疫疾患などに有効であるという症例が多数掲載されています。
糖鎖は薬ではなくサプリメントですので、入手しやすいです。難病と闘っている医師、歯科医師に是非読んで頂きたい書籍です。
「アース革命」 土屋直樹 著
電磁波測定士協会の理事でもある土屋氏の著書です。
著者は体に優しい建築部材の開発なども手がける会社を設立しております。建築関係に携わっているため、住宅の電磁波に関してとってもわかりやすく書かれております。
電磁波過敏症の方はもちろん、電磁波過敏症対策に携わっている医師や歯科医師に是非読んで頂きたい1冊です。
「口腔顔面痛を治す」井川雅子 著
当院には原因不明の疼痛で来院される患者様が多いです。
特に舌が痛い「舌痛症」や抜いた歯の場所が痛かったり、なんともない歯が痛みを感じる「突発性歯痛」などです。検査を行い、治療で改善する方もいますが、治らない方もいます。
この書籍は一般向けのものですが、とても内容がまとめられているので開業医には読みやすく参考になります。
歯科医はかならず手元に置いておいた方が良い一冊です。是非、お読みください。
「道なき道の先を診る」堀田修 相田能輝 著
慢性上咽頭炎治療(Bスポット治療)で有名な堀田修先生の著書です。前著の「病気が治る鼻うがい健康法」より具体的な内容になっております。
私はこの中に「舌痛症」との関連性が指摘されていましたので、舌痛症の患者さんへ鼻うがいを勧めたところ、症状が軽減しました。
慢性上咽頭炎は様々な病気に関係している可能性が示唆されており、医師、歯科医師に是非読んでいただきたい一冊です。
サブタイトルのように、日本の医療を変える可能性のある治療だと思います。
「口腔と全身のミッシングリンクを探して」今井一彰著
「あいうべ」体操で有名な今井先生の著書です。
著者は歯科と医科との連携を行うことが今後の医療のあり方である事を述べています。中では「あいうべ」体操や慢性上咽頭炎の診査方法なども紹介されています。
歯科の先生には是非一読していただきたい一冊です。
「寝たきり、認知症に一生ならない101のワザ」『健康』編集部編
この本では「足腰を鍛えてボケない体や寝たきりを防ぐ生活ワザ」や「脳の血流量アップによる認知症を防ぐ生活習慣」などが紹介されています。
101のワザの中で歯科医師であり静電気に関する著書がある堀泰典先生が、3つのワザを紹介しております。
特に「体内静電気は脳内にたまりやすく認知症になりやすい」と述べており、その除去方法などの紹介されております
「血流は”静電気デトックス“でよみがえる」 西谷 雅史 著
過去に静電気に関する著書を3冊紹介してきましたが、今回が4冊目になります。この本では、なかなかとれない疲れ、原因不明のだるさ・体の不調、そして酷い冷え性などなどの原因は、体にたまった“静電気”のせいかもしれないと述べています。
私は、毎日、就寝時に敷き布団の上に自作したアーシングマットを敷いて寝ています。顕著な変化はありませんが、一番気がついたのは、運動をした後の筋肉痛が少ない事です。費用も少なく済むので、スポーツマンは試す価値があると思います。
「病気の根を抜く医療」 堀口 裕 島袋 隆 著
著者は「なぜ、バスの運転手は運転中に急死しやすいのか?」を疑問に持ち、その原因は“静電気”ではと考察しております。詳細はこの本のP113に書かれておりますので興味のあるかたは読んでください。
体内静電気は、病気に関わる注目すべき現象だと思います。
「アーシング」 クリントン・オーバー 著
当院のように電磁波障害に関する治療を行っていくと、体内静電気との関わりを無視できなくなってきました。そんな時に出会ったのがこの本です。厚く値段も高いので最低限2回は読み返さないと理解が難しいです。
実は体内静電気は“炎症”と深く関わっています。したがって、体内静電気をデトックスすると炎症性疾患が軽減すると述べています。この本では実際に静電気除去(アーシング)を行った人達の経験談が掲載されていますので、説得力があります。
私も実際にアーシングを行ったら手の痛みが消えましたので、不定愁訴の患者様には積極的にアーシングを紹介していこうと思います。
この本で紹介されている静電気を抜く(アーシング)と軽減する症状
腰痛・生理痛・関節痛・消化不良・疲労感・時差ボケ・痛み・不眠・多発性硬化症・腱鞘炎・喘息・関節リウマチ・高血圧・睡眠時無呼吸症候群・更年期のほてり・月経前症候群・胃腸障害・更年期障害・顎関節症・電磁波過敏症・骨そしょう症・パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)・冷え性・静脈瘤・乾癬・ドライアイ・花粉症・食物アレルギー・繊維筋痛症・不安症・うつ・ループス・前立腺炎症・勃起・パニック障害・頭痛・めまい・動悸・痙攣・不安症・恐怖症・いびき・糖尿病・不整脈・心房細動・失禁・慢性疲労症候群・円錐角膜・切り傷・エリテマトーデス・歯ぎしり・歯周病・むくみ・寝汗・自閉症・腰痛すべり症・ベーチェット病・頻尿・ペットにも有効・水銀中毒 など「体内静電気を抜けば病気は怖くない」 堀 泰典 著
『万病の元は「体内静電気」である』と歯科医師でありながら、医学、薬学の博士号を持つ著者は述べています。
体内では赤血球と赤血球が触れただけで静電気が起きています。それが蓄積され、細胞内で「落雷」が起き、細胞内の遺伝子を直撃すると、がんになる。アルツハイマーなど神経系の病気や、糖尿病など生活習慣病も、体内静電気を抜くと予防できるそうです。
対談形式になっていて、難解な医学用語はほとんど出てきませんので読みやすい内容です。まさに“目からウロコ”の名著です。私も実際に静電気を抜いたら、手の痛みが消えたり、患者さんにも試しましたが、良好な結果が出ています。
著者とメールでやりとりしましたが、まさに”天才“というイメージです。
歯科金属が起こす“電磁波過敏”と“静電気”はペアで考えていく必要があるので、歯科医師は是非、読んでいただきたいです。以前、このコーナーで紹介した丸山修寛先生の著書「アトピーのルーツを絶つ」と併せて読んでいただくと勉強になりますよ。
「医者は口を診ない、歯医者は口しか診ない」 相田能輝 著
著者の相田先生は、最近、注目の先生です。
ここ数年、ようやく医科歯科連携での取り組みが話題を呼ぶようになりましたが、相田先生は、その第一人者です。
この本を読むと、いかに医科との連携が大切かがわかります。
臨床医だけでなく、歯科大学生にも読んでいただきたい書籍です。
「「食いしばり」をやめれば不調は良くなる!」 西村育郎 著
西村先生は、群馬大学を卒業後、数年間化粧品会社へ勤務され、それから歯科大学へ編入された経歴を持つ先生です。
卒業後は「顎関節症」に特化した歯科医院を創ろうと、勉強されました。その結果、考案されたのが、“西村式マウスピース”です。
私はセミナーも受け、診療室も見学に行きました。遠方から次から次へと顎関節症の患者さんが来院され、流れるように治療されています。
顎関節症や不定愁訴の原因は「食いしばり」が原因という考えはとても参考になります。
歯科医師はだけでなく一般の方も是非、一読ください。
「史上最大の暗殺軍団デンタルプラーク」 奥田克爾 著
書籍詳細は下記の内容です。
これだけ見ると非常に難しい内容に思われます。私もそう思いながら読み始めましたがあまりの内容の面白さで、一気に読み終わりました。
基本的な事から、最新の内容までが凝縮されています。学生だけでなくベテランの先生にも是非読んでいただきたい一冊です。
書籍詳細
第1章 繰り返されてきた証言「健康破綻は口から始まる」
第2章 魑魅魍魎がバイオフィルム集団となって棲みつく
第3章 数千億のテロ集団が棲みつく口腔内
第4章 デンタルプラーク細菌と免疫のバトルに終焉はない
第5章 う蝕原性ミュータンス菌と脳出血の関係
第6章 歯根尖のバイオフィルム病巣は治せるのか
第7章 有史以来最大の感染症は歯周病
第8章 歯周病は循環障害をもたらす
第9章 サイレント疾患の糖尿病と歯周病の関係
第10章 歯科医療に欠かせない血液検査
第11章 「いつまでも若く美しく」その秘訣は口のケアにある
第12章 肺炎で死なないための口腔ケア
第13章 インフルエンザウイルスのサポーターは口腔内に潜んでいる
第14章 抗生物質はバイオフィルムモンスターに太刀打ちできるか
第15章 抗菌性洗口液でオーラルヘルスからの健康長寿
「見えない汚染「電磁波」から身を守る」 古庄弘枝 著
電磁波の実態を訴えた書籍としては一般の方には読みやすいと思います。
特に体験談が多く、電磁波の恐ろしい実態がわかりやすく書かれています。
電磁波に負けないために、免疫力を上げる方法などが詳しく書いてあり良い本だと思います。
私の「歯医者が語る電磁波ブログ」でも取り上げます。
「実践 口腔内科」 清水英寿 著
歯科医師の清水先生が書かれた本です。“口の中の金属と全身との関係”や“歯周病と全身との関係”がわかりやすく書かれています。私もこの書籍で金属と電磁波の関係を勉強させていただきました。
私は始めてこの書籍で「コヒーラ現象」で口の中の金属が溶け出す事を知りました。
私は実際に自分で「コヒーラ現象」の実験をしました。詳細は本で確認してください。
歯科医師には是非、読んでい頂きたい一冊です。
「電磁波・化学物質過敏症対策」 加藤やすこ 著
この書籍はQ&A方式の内容のため、とてもわかりやすく書かれています。
患者さんだけでなく、電磁波過敏症に取り組む歯科医師や医師にも読んでいただきたい内容です。
この本も、前回紹介した「生体と電磁波」と同様、読み返すたびに新しいヒントをもらえる書籍です。是非、この2冊は熟読してください。
「生体と電磁波」 宮田幹夫 著
この書籍は、現北里大学名誉教授である宮田幹夫医師他2名の共著です。宮田医師は現在「化学物質過敏症」や「電磁波過敏症」の患者を治療するための“そよ風クリニック”を開業しています。
内容は専門的な内容ではありますが、「電磁波とは何者なのか」「何が問題なのか」を解説しており、一般の方より、歯科医師や医師に読んでいただきたい内容です。
私は「電磁波過敏症」の方が来院されると、この本を読み返しています。そうすると治療のための新たなる発見がある事が多い一冊です。
「アルツハイマー病をストップさせよう!」 ブルース・ファイフ 著
最近、アルツハイマー病に“ココナッツオイル”が効果があるという報道が増えてきました。
関連書籍も多数出版されていますが、その一冊(写真)に「アルツハイマー病と歯周病が関連している」という内容が掲載されているので紹介します。
「アルツハイマー病やその他の神経変性疾患の患者の脳では、さまざまな細菌やウイルスの存在を示す証拠が見つかっています。
アルツハイマー病と最も関連の深い微生物は、スピロヘータ、単純ヘルペス、クラミジアであるがそれ以外にもピロリ菌やサイトメガロウイルスなどが関連する場合があります。
ライム病や梅毒を起こすスピロヘータがアルツハイマー病や神経変性疾患の原因になることは立証されています。しかし、口腔スピロヘータの方がはるかに大きい。なぜならば、この2つの細菌は比較的稀な細菌だからです。
一方、口腔スピロヘータは、すべての人の口腔内に存在します。」と述べています。
この事から歯周病治療がアルツハイマー病の予防につながる事が考えられます。
是非、歯科医師に読んで頂きたい一冊です。ただし、日本語訳にする際に少し不正確な部分があるのはいたしかたない事だと思ってください。
「アトピーのルーツを断つ?」 丸山修寛 著
この本は私のバイブル的な書籍です。
数多く、アトピー性皮膚炎の書籍は出版されていますが、その多くの原因が「電磁波」だと訴えております。そして、その電磁波対策に対しても書かれているのでアトピー性皮膚炎でお悩みの方は必見だと思います。
丸山医師は、アトピーの原因の一つとして「口の中の金属が電磁波を集めるため」とも述べている画期的な書籍だと思います。
当院でも、この書籍の内容を参考に「電磁波障害」「電磁波過敏症」の方へ対処しており成果もあげております。 アトピーの方だけではなく、歯科医師にも是非、読んで頂きたい一冊です。
このコーナーでは私が読んだ書籍で多くの方に読んで頂きたいと思う書籍を紹介したいと思います。しかし、この手の本は少し懐疑的に読んでいただき、出来る事は実践していただければと思います。
まず紹介したい本は「認知症は水で治る」 竹内考仁 著です。
「認知症は水で治る」 竹内考仁 著
著者とジャーナリストの田原総一郎氏との対談形式で読みやすく、信憑性がある内容になっています。著者は認知症の原因は「水不足」であると述べています。
高齢者の場合、総水分量の1~2%の水分減少量で意識レベルが低下し、疲労感、イライラ、頭がぼんやりするなどの症状が出ます。高齢者の場合、1~2%は水分でたった500CCです。しかし、500CC足りないだけで意識レベルが低下し、生理的なボケになります。
また、水分不足による生理的なボケが認知症につながるため、高齢者には水を1日1500CCは飲ませるよう指導しています。
また、認知症を改善する基本は「水、運動、食事、排便」が大事と述べています。この4つの基本ケアを実践するだけで3分の2がよくなると書かれています。
認知症を介護する家庭や施設の方は一度読んで実践してみてはいかがでしょうか。そして、良い結果が出たらシェアしていただき現場で生かしてもらえればと思います。
ただし、本の中ではアルツハイマーに関しては触れられていないのが残念でした。