私は毎月、市内の産婦人科で「母親学級」を担当しております。その中で、虫歯の原因以外に砂糖の害もお伝えしております。
白砂糖はサトウキビなどの原材料から、様々な製造過程で、本来含まれるミネラルやビタミン成分が失われています。そのため、様々な弊害が指摘されています。
特に砂糖は依存性が強く「一度食べ始めると止まらなくなる」「コーヒーに入れる砂糖の量も、最初は甘く感じていた量でも、次第に慣れてきて、どんどん増量してしまう」などの状態になりやすいです。そのためタバコやアルコールと同じでソフトドラッグと言われています。(覚醒剤や麻薬をハードドラッグと呼びます)
その他の害を下記に列挙します。
■成長ホルモンの分泌を妨げる
■癌細胞のエサとなる。
■コレステロール値を上げる。
■血糖値を急激にあげる。
■プロテイン、ミネラル、ビタミンなどの吸収を妨げる。
■アレルギーを引き起こす。
■糖尿病の要因。
■湿疹、アトピーなど皮膚炎の要因。
■DNAを傷つける。
■子供の多動、不安を起こしたり、集中力の欠損の要因となる。
■感染症に対する防御力低下
■カルシウムの吸収を妨げ、骨粗しょう症の要因となる。
■血液がドロドロになる
突然切れる子供や少年が増えています。その理由を砂糖で説明できます。
例えば清涼飲料水を一気に飲み干すと、血糖値が急激に上がります。そのため、今度は血糖値を下げようと、急激にインシュリンが出ます。そのため、今度は血糖値が急激に下がります。
血糖値が下がると低血糖になるため、体は血糖値を上げなくてはならないと血糖値を上げるホルモンを出します。
そのホルモンがアドレナリンです。アドレナリンは攻撃ホルモンとも言われています。
このアドレナリンが突然、切れる原因になるのです。
皆さんも経験があると思いますが、空腹になると、イライラしたり怒りっぽくなりますよね。これは、アドレナリンが原因です。これは、子供だけでなく現代の若者にも共通なことです。
私は持病(潰瘍性大腸炎)のために、腸内環境には細心の注意をしています。そのために、私は紅茶にはオリゴ糖のシロップ、プレーンヨーグルトにはオリゴ糖100%の細粒(ラフィノース)を使っています。
*オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになります。自閉症の小児は下痢や便秘が多いそうです。
ラフィノースを使うと腸内環境が整い、子供の行動も落ち着いてくるという研究論文もあります。やはり、脳と腸内環境は連動しているのだと思います。