自分の血糖値を測定する方法としては3通りあります。
1 採血をして血糖値を測定(医療機関や検診での測定)
2 指先から採血をして血糖値を測定する方法(個人で測定)
これらが一般的ですが、もう一つ、「連続24時間血糖値検査」という方法があります。
これは体にセンサーを貼り付け、随時、血糖値を測定します。それも2週間連続でできます。しかし、実際には血液中の血糖値を測定するのではなく、細胞間質液の血糖値を測定するので実際の血糖値とは若干異なります。この方法は、食後に血糖値が急激に上昇する「血糖値スパイク」の人や夜間等に低血糖になる「機能性低血糖」の人に有効です。当院では「歯ぎしり」の人に使っていただいております。「夜間低血糖」になると、歯ぎしりをする人がいるので、夜間低血糖の有無を調べるために使用しております。
丸いのがセンサーです。装着も痛くありません。2週間しっかり接着していますので、お風呂、水泳をしてもはがれませんでした。
これを付属の読み取り機で測定し、逐次、血糖値を読み取っていきます。
2週間後、読み取り機をパソコンにつなぐと、写真のようなデータが出来ます。
私は血糖値スパイク(食後高血糖)が起こりやすい体質なので普段はかなり気を付けた食生活をしています。
極力、血糖値を上げる炭水化物を摂取しないようにしたり、食事の順番も気を付け、お野菜、おかず、主食の順番に食べているせいか、食後高血糖は少ないです。
それでも140を超える時はありました。血糖値は140を超えると活性酸素が発生し、160で糖化が始まり、180で尿糖が出ると言われています。血糖値スパイクは採血で調べるグルコース値やHbA1cでは発見できませんので、是非一度、この機械で測定することをお勧めいたします。