■指針値以下でもDNAを損傷
携帯電話が発する電磁波が体細胞に影響を及ぼし、DNAを傷つけるかどうかは大きな関心事でしたが、この事が、実験環境で示されている。EU(欧州連合)から出資を受けて実施された研究はREFKEXプロジェクトと呼ばれ、欧州7か国の12のグループによって4年がかりで実施され、2004年12月20日に発表されたものです。
報告では携帯電話にさらされた細胞ではDNAの破損が大幅に増えたことを明らかにしている。また、「その後の世代の細胞にまで損傷が残った」とプロジェクトリーダーの教授は語っている。変異細胞はがんの要因になり得るとも語っている。