毎日白衣の色が変わる、院長の阿部です。
当医院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
医院の紹介を兼ねて、ちょっとだけ、医院の思い出話をさせてください。
当医院は平成7年の10月に開業しました。当初は私と妻、スタッフ3名での開業でした。最初は患者さんも少なく、診療時間中にお茶飲みや除雪ができる程でした。
その後少しずつ患者様が増え、歯科衛生士、歯科技工士も増えていきました。最初3台だった診療台も開院3年後には4台になりました。
平成16年の中越地震の時には、私は、ちょうど東京で「顎関節症」のセミナーを受講していました。あなたもご存知かもしれませんが、当時の十日町はどの家庭も大変な被害を受けました。私が深夜東京から帰宅すると、当院も写真のような状況でした。片づけや修繕で1週間の休診を余儀なくされましたが、幸い8日目には復旧して診療を再開することができました。また多くの患者様の笑顔と出会えるようになり、うれしかったです。
その後、患者様のお話をお聞きしたり、治療のご説明をするための、念願のコンサルテーションルームが完成しました。レントゲンもデジタル化し、患者様の被ばく量も激減しました。現像の手間がなくなり、時間の短縮だけでなく、廃液もなくすことが出来、環境へも配慮出来るようになりました。診療面では、矯正やインプラント治療も開始し、これまで以上に患者様のお悩みに対応できるようになりました。そして平成24年6月、長年の夢だった、個室の診療室を作ることができました。
この、個室の診療室を作るに至った経緯をお話ししたいと思います。
私も50歳を過ぎ、残りの歯科医師人生を考え始めた平成23年秋に、衝撃的な体験をしました。
ある日、呼吸困難に苦しむ方が来院されました。
主訴が呼吸困難で歯科医院に行く…ちょっとふしぎですよね? でも、「ひょっとしたら口の中の金属が原因かもしれない」ということで歯科金属を外したところ、なんと、たった1日で劇的に症状が改善したのでした。
私は以前から「歯科と全身との関わり」を勉強し、開業当初は肩こりや耳鳴りの治療をしてきました。ところが、歯科金属を外すことで体調が改善した患者さんを目の当たりにして、「歯科治療で、原因不明の不定愁訴に苦しむ人を助けられるのでは?」と思い始めました。
そんな矢先、健康だけが取り柄の私が、ある病気にかかり、数日間、検査のため休むことになりました。幸いガンではありませんでしたが、一生お付き合いしなくてはいけない病気でした。
「歯科と全身との関係」を専門として歯科医院を開業している師匠に私の体を診ていただいたところ、奥歯に詰めてある歯科材料が、少なからず私の病気と関係しているという診断を受けました。内心「やっぱり」と思いました。
この2つの体験から、私の残りの人生は、「歯科と全身との関わり」をライフワークとして生きていこうと決め、それに向けての猛勉強を再開しました。病気や不定愁訴(肩こり・頭痛・腰痛・ひざの痛みなど)に悩む方を一人でも多く助けられるように、日々、研鑽をしています。
歯や歯ぐきの痛みや不具合はもちろん、体調や健康などでお悩みの症状があれば、お気軽にご相談ください。あなたが健康で笑顔になれますように!ご来院をお待ちしています。