当院では、この度、腸内フローラによる疾患との関連性を評価できる“フローラスキャン”を導入しました。
詳細は当院HPに掲載してある資料を参照してください。
もしくは株式会社プリメディカのHPをご覧ください
検査は当院で採便用キットを購入していただきます。購入後、事前に検査会社のサイトに会員登録していただき、便を郵送後、約1カ月で検査結果がWeb上に届きます。
非常に簡便ですので、是非お試しください。
検査キットは22,000円(税込)です。
Flora Scan(フローラスキャン)は京都府立医科大学、摂南大学、株式会社プリメディカの三者共同研究によって得られた国内有数規模の日本人腸内細菌叢データベースを用いた検査サービスです。日本人に特化したデータベースを用いることにより、ご自身の腸内環境、腸内細菌叢と疾患との関連性まで検査することが可能です。
この検査は2022年6月にNHKのクローズアップ現代で紹介されました。
私はオーソモレキュラー栄養療法を勉強し診療に取り入れておりますが、どんな疾患でも、まずは腸内環境を整える事が大事だと教わりました。私自身、40代後半で難病の潰瘍性大腸炎を発症し、血便や腹痛、食事制限などで苦労しました。
腸の炎症を抑える薬の影響で便秘になったりもしました。未だに、便通なども含め発症前のような状態には戻っておりません。そのため、腸内環境改善のために、様々な取り組みをしてきました。
そんな時に、偶然、フローラスキャンを知りました。早速、自分の便を採取し、検体を送り結果を待ちました。
驚いたことに、私の腸内の細菌叢は“炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)”を発症しやすい環境でした。
つまり、事前に腸内フローラを知る事により自分の発症しやすい疾患をある程度予測ができ、事前に対策もとれるわけです。
また、私は毎日、ビフィズス菌と酪酸菌を服用しておりますが、その2つの細菌が多く検出もされているので、この検査の精度が高い事も実証されました。
私の検査結果を掲載いたします。
私自身の検査結果はタイプDでした。
私の場合、脂質異常症はないですが“炎症性腸疾患”は結果通りでした。
私は40代に潰瘍性大腸炎を発症しました。
私の場合、毎日摂取している、ビフィズス菌と酪酸菌がきちんと検出されておりました。
「全ての病気は腸から始まる」という有名な言葉があります。
また、近年「脳腸相関」という考えや研究が進み、腸の状態が脳や心の状態とも密接に関係しております。
腸の状態だけでなく、脳や心の問題を抱えている方は、是非、腸内環境を改善させるための指標として、この検査を行ってください。