生体反応と電磁波の関係
電磁波過敏症や化学物質過敏症については、現在のところ発症メカニズムの解明は十分できていない状況です。様々な仮説が提案され、検証されている最中です。人体には常に体を一定の正常の範囲で維持しようという働きがあります。それを恒常性(ホメオスタシス)と言います。ホメオスタシスの働きのため外部からの刺激に対する生体の反応には2面性があり、刺激に対する直接的な反応と、その変化を元に戻そうとする逆の反応(フィードバックシステム)の両方が見られます。電磁波過敏症や化学物質過敏症の発症メカニズムには、こうした恒常性の維持の反応を元にしたものがあります。