これは仙台市でアレルギークリニックを開業されている先生から聞いた話です。大震災後の劣悪な環境のため、「さぞかしアトピーの患者様が苦しんでいるだろう」と心配されていたそうです。
ところが、状況は逆だったそうです。なんと患者さんの状況が改善していったそうです。実は停電が続いたことにより家庭内外での電磁波の影響がゼロになったため症状が改善したのです。しかし、ライフラインが回復するにつれ、元の状況になっていったそうです。いかに、アトピーと電磁波に相関関係があるかという事が判明しました。
電磁波過敏症の疑いのある方は、可能であれば1日もしくは1晩ブレーカーを落としてみてはいかがでしょうか。それで、何かの変化があれば電磁波の影響を受けていた事がわかるはずです。
尚、近畿地方の耳鼻科の先生から聞いた話ですが、ハイブリッド車に乗り換える人が増えてから“耳鳴り”の患者さんが増えたそうです。したがって、この先生は耳鳴りの患者さんが来ると「車乗り換えた?」聞くそうです。案の定、ハイブリット車に乗り換えた方が多いそうです。
しかし朝日新聞の記事によると当然悪化した人もいたそうです。
東日本大震災の1~2カ月後に仙台市内の医療機関を受診したアトピー性皮膚炎の子どもの55%、気管支ぜんそくの22%が「症状がひどくなった」と訴えていたことが分かった。アレルギー患者全体では63%の子どもが、症状の悪化など何らかの困難を感じていた。 宮城県立こども病院の山岡明子医師らが昨年4月22日~5月23日、日本小児アレルギー学会の協力で専門医のいる市内の3医療機関を受診した0~16歳の402人に調査した。アトピー性皮膚炎の228人中43%が「入浴できずに湿疹が悪化した」と回答。重症化して入院が必要になった子もいた。気管支ぜんそくの164人中15%は、「停電で吸入が出来なくなり困った」と回答した。食物アレルギーでは279人中21%が「食べられるものを得るのが大変だった」と回答。避難所で理解されずにつらい思いをしたり、じんましんや、急激で重いアレルギー反応を起こしたりした子もいた。