私はコロナ禍後半より、非常に疲れやすく、疲労感が取れないという症状が出てきました。自分では「副腎疲労」という症状だと思い、腸内環境を検査する「総合便検査」を行いました。
アメリカのカリフォルニア・ニュートリエンツ社のGI-MAP検査を依頼するため、検体をアメリカへ送り検査しました。
その結果、腸内細菌の多様性が失われ、悪玉菌が増え、カンジダ菌も見つかりました。腸粘膜のIgA抗体も低下していることからリーキーガットも併発していると思われます。
私の潰瘍性大腸炎の起因は腸内環境悪化(カンジダ菌)によるリーキーガット症候群だと考えられます。
最終的にはカンジダ菌の除菌が必須ですが、ダイオフを起こす可能性が多いので副腎疲労対策と並行して腸内環境改善へのアプローチが必須となります。
腸内環境は脳と密接に関係しております。
特にリーキーガット症候群は腸粘膜のバリア機能が破壊されております。その原因はゾヌリンというタンパク質ですが、ゾヌリンは脳のBBB(血液脳関門)を破壊し、脳漏れも起こします。それによりブレインフォグなどの症状も起こします。
どんな病気や症状でもまずは腸内検査は必須です。
当院でも委託できるように準備を進めます。
検査結果は受診した医院を経由でも2週間ほどで届きました。
残念ですが、日本ではこのような検査を行える検査会社があるかは知りません。