■フレイ効果
1960年代、フレイ博士はマイクロ波放射が人間の聴力に影響を与える事を発見し、フレイ効果として知られるようになった。
博士は一連の被験者を送信アンテナが発する極低周波のパルス電磁放射に曝露させた。被験者をアンテナからなんと約9000メートル離れた場所に配置し、送信スイッチを入れることで被験者達に音を感知させて見せたのだ。被験者の多くはアンテナが作動するとすぐに低いうなりやクリック音が聞こえたと報告した。さらに頭痛やめまいなどの作用もあったと訴えている。
この聴覚系の反応が生じるのは周波数200MHzから3GHzの電磁放射に曝露した場合である事が示された。