アイトケン博士の研究の画期的な事は、精子細胞に携帯電話の電磁波がどのように影響を与えるかのメカニズムを解明したことだ。
博士はこの様に述べている「精子が携帯電話電磁波に曝露するとフリーラジカルの生成が増える。これはミトコンドリアの影響によるものと思われる。つまり、ミトコンドリアがフリーラジカルの生成を促進し、その結果、精子細胞のDNAが酸化し、損傷を受けるのではないかということです。精子細胞の構造は非常に単純で、主にミトコンドリアと核DNAによってつくられている。だからこのメカニズムを解明できたので複雑な細胞だったらこうはいかなかったでしょう」
*携帯電話がこれだけ普及し、毎日、何時間も通話したり、ズボンのポケットに入れ続けると、今後は不妊治療を受ける夫婦が増えるかも知れません。