■精子への影響2
前回の研究チームは32名の男性ボランティアから集めた精液を半分に分け試験群と対照群に分けた。そして、試験群の精液を携帯電話から約2.5センチ話したところに置き通話モードで1時間放置した。2.5センチとは睾丸とポケットに入れた携帯電話との距離を想定してのことです。
結果は驚くものでした。
対照群には変化がなかったですが、試験群は精子の運動率が7%、生存率は11%も低下しました。さらに、試験群にはがんや心臓病に関与しているとされているフリーラジカル(活性酸素)が85%も増加し、逆にフリーラジカルを中和する作用のある抗酸化物質は6%減少した。