被爆によるホルモン変化1
ドイツのバイエルン州、リンバッハ村では新しい携帯電話基地局が稼働後に、研究者による疫学調査が行われました。その結果ADHDに関わるホルモン(フェニルエチルアミン:PEA)などが有意に減少したことが確認されました。
この研究では基地局が稼働後、1年半にわたり、2歳から68歳の住民、約60人の尿を6ヶ月毎に採取し分析しました。尿の分析の結果、外的ストレスへの反応として発生するアドレナリンとノルアドレナリンは稼働から6ヶ月間は上昇、1年後の検査では減少に転じました。その後、研究期間が終わるまでは、減ったままで、子供とアレルギーを持つ住民に特に大きな変化がありました。
アドレナリンとノルアドレナリンの前駆体のドーパミンが大幅に減少をしました。またフェニルエチルアミン(PEA)は研究期間中減少を続け、どのホルモンも被曝量が多いほど変化は大きくなりました。調査終了後の1年半後でもホルモンバランスは完全に元には戻りませんでした。