電磁波と発達障害の関係は?
電磁波被爆は発達障害にも影響を与えている可能性があります。発達障害には「自閉症」「アスペルガー症候群」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」「学習障害(LD)」などがあります。アメリカでは1970年末には1万人に一人でしたが、2007年には100人に1人になりました。母親が妊娠中に携帯電話を使うと、生まれてくる子供が将来、行動障害を起こしやすいと言う研究も発表されています。
1997年から99年に生まれた約14,000人の子供と、母親を対象に携帯電話の使用の有無や喫煙など発達障害に関わると考えられる因子への被爆も調べました。出産後携帯電話を使っていた母親の子供は多動性や集中できないなどの行動障害が1.15倍でしたが、出産前だけ使っていた場合は1.45倍になり、出産前後で携帯電話を使っていた場合は1.80倍と最も高くなりました。