電磁波過敏症の発症率
電磁波過敏症とは身の回りの様々な電磁波に対応して、頭痛、吐き気、動悸、皮膚への刺激、集中力の欠如などの様々な症状が出るという病気です。重症になると就学や就労、火事などの日常生活にも重大な支障がでてしまいます。
2004年に開催されたWHO主催の電磁波過敏症に関するワークショップでは、電磁波過敏症と化学物質過敏症を合わせた有病率について人口の2~3%と推定しています。それ以降、増加している報告もあり人口の5%と仮定した場合、20人に1人、1クラスに1~2人いる計算になります。海外でのボランティア実験では過敏症でなくても電磁波の刺激に対して脳波や脳血流量、グルコース代謝などの変化があるのはほぼ確かなようです。