アトピー性皮膚炎は、この20年間で毎年増加し続けている疾患で小児のみならず、成人から高齢者まで発症する国民病です。原因は多因子ですので特定は難しいです。しかし、この20年間で確実に増え続けた物があります、それが携帯電話であり、中継局です。
またIT化により、パソコンなどの普及も著しいです。これらの事を考えると“電磁波”を出す機器類が増えて来たことが、一つの要因だと思っております。これを裏付ける物があります。宇治武田病院アレルギー科 木俣肇先生が「アトーピー性皮膚炎における、携帯電話の電磁波によるアレルギー反応の増強」という論文を発表されております。アトピー性皮膚炎の患者さんが携帯電話を1時間首からかけてもらい電磁波に被爆したところ、健常者では認められなかった、アレルギー反応の増加が起きたそうです。
アトピー性皮膚炎は食べ物の影響を考えがちですが、“電磁波”も大きな因子になっている事を当時者だけでなく、家族や医療者も考えて欲しいですね。